「赤レンガ図書館」の愛称で親しまれている東京都北区立中央図書館が建っている場所は、もともと旧日本陸軍が使用していた東京砲兵工廠銃包製造所の敷地でした。
むかしは、この辺には赤レンガの工場や、倉庫がたくさんあったそうです。
今は図書館となっている赤レンガ棟も大正8年(1919年)に弾丸を製造する工場として建てられました。
右側の屋根の上に、ぴょこんとついている風通しなのか、灯りとリなのかの一段高くなっている部分がかわいらしい(⸝⸝⸝°_°⸝⸝⸝)
何でも老朽化した中央図書館の新築にともない、移設場所として自衛隊十条駐屯地の東側の開放部分に白場の矢がたったそうな。
そこには廃屋同然の赤レンガ倉庫がありまして。
区民団体から保存活用してはどうかという話が持ち上がり、この赤レンガ倉庫を北区の図書館として活かすことになりました。
人間を殺傷するための武器(弾丸)をつくっていた場所が、人間が知識を得て、生きるための場所に変わったのが尊いです。
この素敵な赤レンガ図書館には、カフェが併設されており、歴史に思いを馳せながら、ゆっくりお食事、お茶が楽しめます。
古い建物が好きな方、歴史に興味のある方におすすめです。
Kita Ward Central Library Tokyo has been nicknamed “red brick library”.
This location was originally the site of the former Japanese Army,was used as a bullet factory.
It was a place that had made a weapon (bullet) for killing human beings.
It has changed the place to obtain the knowledge to live.
It is precious.
2015年9月1日 September 1, 2015
▼東京都北区中央図書館
https://www.library.city.kita.tokyo.jp/viewer/info.html?id=1
▼北区十条・王子の散策コース