家族連れや、カップルでにぎわう東京池袋のランドマーク「サンシャインシティ」。
※西武百貨店池袋店の屋上庭園から撮影
この「サンシャインシティ」と、お隣の「東池袋中央公園」は、第二次世界大戦で「戦犯」とされた方たちが多く収容された「巣鴨プリズン」の跡地に建てられました。
「巣鴨プリズン」と言えば、BC級戦犯52名(他に銃殺刑1名)が処刑された場所でもあります。
また、1948年12月には、極東国際軍事裁判(いわゆる「東京裁判」)により、死刑判決を受けた東條英機ら7名のA級戦犯の死刑も執行されました。
次期天皇(平成天皇)のお誕生日に。
その処刑台跡地には「永久の平和を願って」と刻まれている碑がたっています。
実は、日本「再」発見は池袋駅の近所在住でして。
たまに東池袋中央公園を訪れることがありますが、行くと枯れていないお花が供えられています。
供養をし続けているどなたがいらっしゃるのでしょう。
裏面には、下記のように刻まれています。
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第二次世界大戦後、東京市谷において極東国際軍事裁判所が課した刑及び他の連合国戦争犯罪法廷が課した一部の刑が、この地で執行された。
戦争による悲劇を再びくりかえさないため、この地を前述の遺跡とし、この碑を建立する。
昭和五十五年六月
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「東京市谷において極東国際軍事裁判所が課した刑」が、いわゆる東京裁判でA級戦犯とされた7名
「他の連合国戦争犯罪法廷が課した一部の刑」が、BC級戦犯52名(他に銃殺1名)をさしています。
当初は石碑には「戦争裁判の遺跡」と刻まれるはずでしたが、いろいろな意見がでて「永久の平和を願って」となったようです。
※巣鴨プリズン13号鉄扉 BC級戦犯とその遺族(上坂冬子著)参照
大日本帝国軍隊の日章旗って「サンシャイン」ですよね。
巣鴨プリズンで、処刑された「戦犯とされた方」は60名です。
そう考えると「サンシャイン60」は、「戦犯」とされた方たちの墓標のように思えてきました。
“Sunshine City”, “Higashi-Ikebukuro Central Park” were built on the site of the “Sugamo Prison”.
Many “war criminals” after the Second World War had been accommodating.