飫肥(おび)は、1588年から明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたそうな。
武家屋敷、石垣、漆喰塀が残る町並みは、1977年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
油津からバスでアクセスして、約4時間観光をして、次の目的地「鵜戸神宮」へ向かいました。
モデルコースにはならないかも知れませんが、食歩き、ランチなどを満喫したコースをシェアします。
1.飫肥城下町を観光!4時間散策したルート
飫肥城下町保存会さんが「あゆみちゃんマップ」〜飫肥城下町『食べあるき・町あるき』〜という企画を用意してくれています。
かんたんに言うと、施設の入場、食歩きチケットが一緒になったオトクな散策マップです。
飫肥城下街を観光するなら、チェックしておくことをおすすめします。
▼あゆみちゃんマップ」〜飫肥城下町『食べあるき・町あるき』〜
http://obijyo.com/tabe-machi/
1-1.明治の外交官:小村寿太郎誕生の地!飫肥出身
小村寿太郎氏と言えば、明治末期に活躍をした外交官です。
不平等条約の解消に励み、日露戦争の講和条約に尽力された彼です。
飫肥は、小村寿太郎氏の生まれ育った場所なのです。
日本「再」発見は立ち寄らなかったのですが、移築された生家が徒歩圏内にあります。
▼小村寿太郎生家 |観光にちなんの旅 日南市観光協会
https://www.kankou-nichinan.jp/tourisms/260
1-2.タイルや、吊るし飾りに萌える!豪商:旧山本猪平家
明治40年代に豪商山本猪平が、隣接する小村寿太郎生家(上の写真)が没落したときに、土地を買い取り新築しました。
玄関のタイルのかわいらしいことと言ったら( ̄m ̄*)
蔵(かしら?)の中に収納されている食器類も見事でした。
1-3.【飫肥名物】元祖おび天本舗でおび天(天ぷら)を!
「おびの天ぷら」と言っても、天丼にのっているような天婦羅ではありません。
近海でとれた新鮮な魚のすり身に、豆腐や黒砂糖、味噌をまぜ合わせて作るそうな。
小腹がすいたときに、おすすめです。
1-4.飫肥の典型的な武家屋敷!豫章館
豫章館は、飫肥藩の典型的な武家屋敷なのだとか。
建物はシンプルなつくりなのですが
竹林や、お地蔵さんが見事でした。
1-5.飫肥城跡
豊臣秀吉氏から九州征伐の功績によって、伊東氏に飫肥城が与えられました。
旧本丸跡は林になっておりまして。
ここにお城があったなんて信じられませんでした。
1-6.飫肥 服部亭でランチ
日本「再」発見が、飫肥で一番気に入った場所がこの「飫肥 服部亭」です。
建物の奥に見える「つつじ」を眺めながら、ランチをできるなんて素敵♪と入店しました。
こんなに日本式の建物なのに
洋室があって、びっくり
料理はもちろん、器や盛りつけにも、なみなみならぬ美意識を感じました。
左奥に写っているのが「飫肥名物!厚焼き卵」です。
見目麗しいでしょ?
それでいて、堅苦しさはありません。
デザートには、お花がそえられていました
栄養補給のみならず、目と心の保養をすることができ、素敵な時間を過ごせました。
1-7.飫肥の守護神!田ノ上八幡神社
樹齢400年を超えるとされる楠が、凄い存在感を放っていました。
お参りもしていきましょう。
1-8.小村寿太郎氏を排出!旧藩校振徳堂
飫肥藩の藩校として天保2年(1831)に藩主祐相(すけとも)によって建築されたものです。
明治の外交官「小村寿太郎」が、ここで学びました。
1-9.またしてもタイル萌え♪旧高橋源次郎家
宮崎県内財界の重鎮だった高橋氏は、銀行の取締役や頭取などを歴任したそうで、貴族院議員を2期務めました。
そのような方の邸宅なので、風流です。
お風呂の天井が丸みを帯びたつくりなっていたり。
お風呂のタイルや、色使いもすてきです。
この時期にしか見れないかもしれない五月人形が立派でした。
1-10.バス停の斜め向かい!商家資料館
この自転車に乗りたかった。
1-11.【まるでスイーツ】おびの茶屋の厚焼き卵
「厚焼き卵」といっても、関東の甘い卵焼きでもなく、関西のだし巻き卵でもなく。
飫肥の郷土料理です。
卵と調味料を混ぜて、上のような道具でじっくりじっくりと焼くそうな。
1-11.飫肥城下町!観光のまとめ
約4時間かけて、城下町飫肥を散策しました( ̄▽+ ̄*)
食べ歩きスポットがたくさんあるし、古い建物は、かわいらしい面も持ち合わせており。
いたるところに「美意識」「矜持」を感じる飫肥城下町でした。
半日かけてのじっくり、ゆっくり観光をおすすめします。
2.飫肥へのアクセス
宮崎空港、宮崎駅からは
- 日南線
- バス
でのアクセスになります。
乗ってしまえば迷うことはないでしょうが、電車もバスも本数が少ないです。
事前に調べて、スケジュールをたてることをおすすめします。
▼路線図+時刻表へのリンク
https://www.jrkyushu-timetable.jp/jr-k_time/map_miyazaki.html
▼宮崎交通さんの路線別バス時刻表
https://www.miyakoh.co.jp/rosen/timetable-rosen.html
※リンク先の、一番下の9:日南地区参照
↑↑↑見つけづらいと思います↑↑↑
【9-02 宮崎線・郊外線・コミュニティバス】宮崎駅、宮崎空港なら
【9-01 日南市内線】飫肥のみなら
3.飫肥城下町を観光して学んだこと
飫肥(おび)は、1588年から明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたそうな。
常に薩摩藩の脅威を受けながら、約280年もの長い間、藩を保ち続けていたそうな。
何でそんなことが可能だったのか?と言うと…
- 常に危機意識を持っていた
- 人々に役割を与えた
- 新しい産業を興していった
- 人材育成に力を注いだ(明治の外交官:小村寿太郎氏は、飫肥出身)
からだとか。
「ジャイアンず」に囲まれた現在の日本に当てはめると
危機意識と人材育成を特に飫肥から学ばなければ!
と、そんなことを考えさせられた飫肥城下町観光でした。
4.【地図】飫肥など宮崎県日南の旅
▼宮崎【車なし】観光!モデルコースになるかな?
▼YouTubeで「ニッポンを15秒でシェア」してます( ̄^ ̄)ゞ
コメント
[…] 居心地がよく、ついつい長居をしてしまった飫肥をあとにしてバスで「鵜戸神宮」までやってきました。 雨が降る中、ご本殿のみならず、すみずみまでお参りしてきたのでシェアします( ̄^ ̄)ゞ (adsbygoogle=window.adsbygoogle||[]).push({}); […]
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[…] 青島神社→港町・油津→飫肥城下町→鵜戸神宮と宮崎のよいとこどりをし、日南線で旅してきた「日本『再』発見」です。 次は、日向市駅でレンタルサイクル(自転車)を借り、サイクリングをしました(* ̄∇ ̄)ノ 日向市の三大観光スポット「馬ヶ背」「願いが叶うクルスの海」「大御神社」を目指しつつ、ときめいた場所に立ち寄りました。 9時過ぎに出発をして、13:15頃に戻ってくる4時間のモデルコースです。 […]