北海道の野付半島内には、江戸時代の中頃まで、トドマツ・エゾマツ・ハンノキ・カシワなどの樹種から成る原生林がありました。
しかし年々半島周辺が地盤沈下し、それに伴い海水が浸入、立ち枯れの森となりました。
道路から見ることができる「ナラワラ」。
生きている樹木と、立ち枯れの樹木が、こんなに隣接しているなんて不思議です。
さらに、野付半島の奥の散策路の果てにある「トドワラ」
(不定期の遊覧船もあるそうです)
海なのに、波のたたない静寂さで、海面が鏡のようでした。
海面から、枯れた木と、生きている草が見える何とも言えない風景。
荒涼、殺伐とした立ち枯れと、草原が同じ場所にあるのが妙な感じでした。
枯れ木群は、更に進む地盤沈下や風化によって少なくなってきているとか。
見たい!と思ったら、早めにでかけることをおススメします。
There has been a primeval forest that consists of tree species such as fir, spruce, alder Kashiwa in Notsuke peninsula until the mid-Edo Period.
But Peninsula has landed subsidence every year, seawater has penetrated, it became a forest dieback.
2014年8月23日 北海道野付半島
▼野付半島ネイチャーセンター
http://notsuke.jp/
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