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「わたらせ渓谷鐵道の旅」を計画中に、沿線に「足尾銅山」関連施設の跡地があることに気がつきました。
歴史の授業で、習った「足尾銅山鉱毒事件」。
田中正造氏が、一生懸命訴えていたよね、と思いだし。
これも何かのご縁と「足尾銅山ゆかりの地めぐり」をすることにしました。
ひとり旅してシェアしたいこと
1.国民宿舎「かじか荘」に宿泊!庚申の湯(こうしんのゆ)に浸かる
前日に、東京から、桐生→わたらせ渓谷鐵道を観光しつつ、足尾銅山の小滝坑エリアにやってきました。
宿の方に通洞駅まで迎えにきていただき、国民宿舎「かじか荘」に宿泊しました。
ところで、ギークは前日の散策中に、地図を両手にもったまま、こっぴどく転びまして。
両手をつけずに、ひざをコンクリートの地面に叩き付ける!と言う鈍臭いことをやらかしました。
「温泉って、虫に刺されたくらいなら、治るよね?」
「切り傷(効用にはありません)、うちみ(効用に書いてありました)は、治らないまでも、ないよりいい方向に向うよね?」
と、傷口を庚申の湯(こうしんのゆ)に、沁みんじゃないの?と、恐る恐るつけました。
そうしたところ、ほぼほぼ沁みないで。
「昨日の今日でこれですか?」というくらい、あざが目立たなく(←これでも)なりました( ̄∇+ ̄)v
銅山で働いていた鉱夫さんたちも、庚申の湯(こうしんのゆ)源泉のお湯で疲れをとって、がんばって働いていたのかな?と思いましたとさ。
こちらの宿は、2017年10月にリニューアルしたようです。
▼現状はご確認を
【じゃらん】国民宿舎かじか荘
2.足尾銅山 小滝坑エリアを観光
「足尾銅山観光(通洞駅近く)」までの送迎のさいに「小滝坑」とよばれる地区を、宿の方に案内していただきました。
車やバイクで行く場合は、県道293号線沿い(庚申山公園線)です。
足尾銅山「小滝坑」があり、そこで働く方たちが住まれていたそうです。
銅山を掘るさいに使う「火薬」の火薬庫として使われていた場所。
木が生えているから「ハゲ山」ではなくなった気もします。
でも「足尾銅山鉱毒事件」は、今から100年以上も前の話で。
銅山で働いた鉱夫さんたちが、汗を流したお風呂のあと。
外周で、内作業の汚れを落とし、内周に入るということをされていたようです。
庚申の湯だったのかしら?
石垣でできた階段を登ったところには、集落があったそうです。
「このあたりには、学校もあって、1万人くらいの方が生活をしていた」と言われても、まったく想像がつきませんでした。
「小滝坑」は、1954年に廃坑になり、ひとが去っていきました。
▼足尾銅山の世界遺産登録を推進する会の公式ホームページ
https://ashiodozanworldheritage.net/photo/album/604932
3.足尾銅山観光を所要時間35分で見学
そして「足尾銅山観光」へ。
400年の歴史を誇り、かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ大いに栄えた足尾銅山の坑内観光施設、だそうな。
閉山後に坑内の一部が開放され、トロッコ電車に乗って全長700メートルの薄暗い坑道に入っていくことができます。
時代ごとの、仕事っぷりがお人形さんで再現されています。
「足尾銅山」というと「足尾鉱毒事件」を思いだしますが、「足尾銅山」で働いていたふつうの方たちがいて、生活をしていたのですよね。
坑道からでたところに見えた、建物。
このような「廃墟」になってしまった建造物をみかけました。
▼足尾銅山観光
https://www.tochigiji.or.jp/spot/1028/
4.足尾銅山観光の玄関口!国の登録有形文化財!通洞駅
わたらせ渓谷鐵道 通洞駅の駅舎。
屋根付近の壁の模様がかわいらしい(* ̄∇ ̄*)
電車を見送って、ギークは歩きます(笑)
通洞駅から、わたらせ渓谷鐵道沿いを、現在の終点:間藤駅、そして、「足尾鉱毒鉱毒事件」の主たる原因とされる「本山精錬所跡」まで歩いてみます。
はじめて訪問するのに、懐かしい空気感が、古いもの好きに嬉しい。
5.わたらせ渓谷鐵道 足尾駅!やはり有形文化財
わたらせ渓谷鐵道 足尾駅のプラットホーム。
先ほどの通洞駅といい足尾駅と言い、駅舎や、プラットホームなどが国の有形文化財に指定されています。
こういった建造物のクオリティの高さから推測するに、このあたりはだいぶ潤っていたのではないでしょうか?
駅近くの住宅。煙突に惚れました。
銅山の方達が住んでいたのでしょうか?
洗濯物が干してあったので、今でも暮らしている方がいらっしゃるようです。
右側には、緑の橋梁が。
「この上を、わたらせ渓谷鐵道がはしるんだー」と思ったら、ちょっと怖かった(汗)
6.現在のわたらせ渓谷鐵道終点:間藤駅に到着
そんなこんなで、今のわたらせ渓谷鐵道の終点「間藤駅」にたどり着きました。
ギークは、通洞駅から歩きましたが、「間藤駅」訪問記念にパチリと・・・
7.足尾銅山!本山精錬所跡まで散策
間藤駅から「本山精錬所跡」まで、ゆるやかな坂道を登っていきます。
道沿いには、歴史を感じる建物が散見されます。
塀がムダにカーブしているのが気になって、中にお邪魔すると、集合住宅のあとのようでした。
共同トイレに紺色の模様が描かれていました。
おトイレに彩色を施そう!と考える優雅さがあったのかも知れません。
「足尾銅山鉱毒事件」のため、何だか「足尾銅山全否定」になってるような気もします。
が、そこでは鉱夫さんや、工場で働いていたふつうの人たちの営みがあった訳で。
そうした方たちが掘出したり、精製した銅のおかげで、日本は近代化をはかれた訳で。
その貢献に、感謝をすべきだとは、思います。
少し高いところに登ってみました。
多少が草が生えているとは言え、やっぱり「禿げ山」は「禿げ山」です。
さきほどの「小滝坑エリア」から、ずっとこのような「禿げ山」が続いています。
一度生態系が壊れてしまうと、なかなか元に戻らないのですね。
戻ることなんて、あるのでしょうか?
古河橋を渡ると「本山精錬所跡」です。
1987年までは、貨物線として営業していた「間藤駅-足尾本山駅」。
往時は、多くの銅が運ばれていたのでしょうか?
この「足尾銅山 本山精錬所」からの亜硫酸ガスが、周辺の山林を枯らし、洪水の原因になった、とも言われているそうな。
停止から何十年もたって、木が生えてきた!と喜ぶべきなのでしょうか?
錆び、朽ちていくタンク(2014年現在)
川の水が、透き通ったエメラルドグリーンから茶色で美しいのですが、それはもともとの色なのでしょうか?
漠然とした言い方になってしまうのですが、昔、足尾や谷中村で起きたことは、福島で起きていることなのかもしれません。
▼わたらせ渓谷鐵道沿線ガイド
https://www.watetsu.com/ensen/ensen_gazou.html
8.バスで足尾銅山本山精錬所跡から日光にアクセス
実は、足尾銅山エリアは、日光と近いです。
足尾銅山本山精錬所跡、古河橋近くのバス停「赤倉」からバスに乗ってしまえば、約40分ほどでJRまたは東武日光駅に到着します。
ただ本数が1日6本ほどで、昼間は2時間に1本ほどしかありません。
前もってバスの時間を調べて、スケジュールを立てておくことをおすすめします。
せっかくなので、神橋を眺め
神橋の近くにあったレトロな建物が素敵な「カフェレストラン 匠」さんで、遅めのランチをいただき、電車で東京まで帰ってきました( ̄▽+ ̄*)
▼カフェレストラン匠 公式サイト
https://www.bussanshokai.com/meal/takumi.shtml
「足尾銅山」の観光で、施設「足尾銅山観光」のみで帰ってしまうのは、もったいないです。
時間が許せば、己の足で歩き、日本近代化の功罪をカラダに刻みつけましょう( ̄Д ̄)ノ
わたらせ渓谷鐵道に乗って、のんびり旅のつもりが、濃い旅になりました。
▼日光市の公共交通機関
足尾JR日光駅線・赤倉線・遠上線の時刻表(ページの下のほうにあります)
9.【地図】わたらせ渓谷鐵道×足尾銅山ひとり旅
10.渓谷鐵道×足尾銅山ひとり旅!関連記事
▼渡良瀬遊水池を訪問しました。
▼東洋のマチュピチュ 別子銅山跡地をひとり旅
▼軍艦島
▼佐渡金山
▼YouTubeで「ニッポンを15秒でシェア」しています( ̄Д ̄)ノ