世界や、日本を旅しているうちに「日本特有のものって?」と考え「神社・お寺めぐり」をはじめた管理人です。
今回は、羽田空港の近くに鎮座する「穴守稲荷神社」「大鳥居」にお邪魔してきました。
羽田空港からバスや電車の時間が合えば、10分ほどで行くことができます。
羽田空港での時間つぶしにも、おすすめです♪
ひとり旅してシェアしたいこと
1.京急「穴守稲荷駅」では、コンちゃんがおで迎え
羽田空港国際ターミナルからだと、京急で2駅の「穴守稲荷駅」に到着すると、「コンちゃん」が迎えてくれました。
「おしゃれさんだな」と思っていたら、衣装を製作してくれる方を公募していました。
腕に自信のある方は、チャレンジしてみては?
2.時代に翻弄された穴守稲荷神社を、参拝
駅から住宅街を5分ほど歩くと「穴守稲荷神社」にたどりつきます。
2-1.穴守稲荷神社には、きつねさんがいっぱい
稲荷神社なので、きつねさんがいるのはある意味当たり前です。
でも、これほどきつねさんがたくさんいらっしゃる稲荷神社はそうありません。
神楽殿があるのです。
拝殿の前の「狛犬」的な存在もきつねさんです
2-2.稲荷神社につきもの!赤い鳥居がいっぱい
奥の宮の前には、たくさんの赤い鳥居が。
これだけ多くの赤い鳥居が奉納されるとは、多くの方に信仰されているのでしょう。
「お穴さま」とも呼ばれている奥の宮には、「お砂」がありまして。
この「お砂」を持ち帰り、敷地内または玄関等に撒く、或いは身につけると所願がかなうと、古くから大勢の信仰を集めているそうです。
築山にもきつねさんがいっぱいでした。
穴守稲荷神社にお邪魔したあとに、由緒を調べたところ、時代に翻弄された部分もあったようです。
神社を知ることは、その土地を知る大きな手がかりになります。
▼赤い鳥居のある神社
3.穴守稲荷神社の歴史
穴守稲荷神社は、もともとは現在の羽田空港内に草創(神社などをはじめて建てること)されたそうです。
1804年頃に鈴木新田(現在の空港内)開墾時に、沿岸の堤防がしばしばが壊れました。
ある時、堤防に大穴をあいてしまって、海水が侵入しそうになります。
そのときに、村民などが一祠を勧請したそうです。
これが、穴守稲荷神社のはじまりです。
「穴を守る」ということで「穴守稲荷神社」となりました。
しかし、大東亜戦争(第二次世界大戦、太平洋戦争)後に、米軍による羽田空港拡張の為、従来の鎮座地(東京国際空港内)より48時間以内の強制退去を命ぜられたそうです。
そして、地元の方の奉仕により、境内地が寄進され、仮社殿を復興再建。現在地に遷座しました。
神様どかすって、どれだけ横暴なひとたちなのでしょうか?
4.NO!と言い続けた大鳥居
ただ、穴守稲荷神社の大鳥居だけは、旧鎮座地に残りました。
取り壊し、移転の話がでるたびに、アクシデントが起きたそうです。
その大鳥居は、1999年の羽田空港新滑走路整備時、ついに多摩川と海老取川の河口に移されました。
京急「穴守稲荷神社駅」と「羽田空港国際ターミナル駅」の間の駅「天空橋駅」から歩いていける場所にあります。
「平和」と掲げられているのは、こうしたいきさつからでしょう。
GHQをはじめ、多くの関係者に「NO!」と言い続けた、気骨のある大鳥居も一緒に訪ねましょう。
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